クリーンルームの設計・製造・施工

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工業/バイオ問わず対応可能
お客様に合わせたオリジナル設計でご提案。

クリーンルームは浮遊微粒子や浮遊微生物を、求める清浄度レベルに合わせ管理する空間です。清浄度だけではなく、温湿度や室圧も高い精度でコントロールすることができます。インダストリアルクリーンルーム(ICR)、バイオロジカルクリーンルーム(BCR)に分類されますが、当社ではいずれも多くの実績があります。

  • オリジナル設計で最適仕様
  • 工業/バイオの両分野での多数の納入実績
  • 高清浄度も対応可能

新規設置から納品後のアフターサービスまでお任せください。

クリーンルームの新規設置

クリーンルーム設置をサポートします。ひとことで「クリーンルーム」と言っても、要件や設置環境により重視すべき点が異なります。まずはヒアリングで要件を整理させていただき、お客様に合わせたオリジナル設計で最適仕様を実現します。

改修工事・レイアウト変更

改修やレイアウト変更においては、既存機器の再活用や今後想定される変更を見越した設計も、運用時の利便性においてもコスト面においても重要なポイントとなります。多くのプロジェクトをサポートしてきた私たちは、お客様のご状況に合わせてフレキシブルなご提案が可能です。

アフターサービス

クリーンルームで使用される機器は消耗品です。経年劣化は避けられません。環境を維持するための定期的なメンテナンスを推奨しております。そのほか、突発的な不具合の対応や、運用される中でのご不明点のご相談など、納品後もお客様のパートナーとしてサポートいたします。

当社のクリーンルーム設計・施工の考え方

POINT 01

オリジナル設計でシンプルかつ最適な仕様に。

クリーンルーム内の環境を清浄に保つために重要な4原則として、「持ち込まない・発生させない・堆積させない・排除する」があります。
4原則の徹底はクリーンルームを維持する上での大前提ですが、設置目的や設置環境などお客様ごとのご要望ごをふまえて重視すべき点を整理し、最適な仕様を決定します。
オリジナル設計・オーダーメイドでの製作となるため、「この製品に合わせなければならない」という制約がありません。お客様のご要望を逆算し、シンプルで無駄の無い、運用しやすい仕様でお届けすることを心がけています。

POINT 02

運用シーンを想定し複合的な視点でご提案。

クリーンルームの用途は製造環境・試験環境・保管環境などさまざまです。作業内容、室内で取り扱う製品の種類、作業人員など、実際の利用シーンをふまえて考えなければ最適な仕様を決定できません。
たとえば、作業工程の中で人や物の出入りが多くなれば、その分塵埃発生リスクが上がり、清浄な環境を維持しづらくなります。そこで、物や工程ごとにクリーンルームと前室の区画分けをすることを推奨しております。

しかし、設置環境の面積やご予算の都合により完全な区画分けが難しいというケースもあります。その場合には動線やフローの変更により塵埃発生リスクを抑えられる可能性があります。このように、設備の仕様やスペックだけで解決しようとせず、クリーンルームに関連する作業内容まで深く理解し、複合的な視点でお客様に合わせたベストな選択肢をご提案いたします。

クリーンルームの種類

クリーンルームは、工業分野で使用される「インダストリアルクリーンルーム(ICR)」と、バイオ分野で使用される「バイオロジカルクリーンルーム(BCR)」に分類されます。当社では両分野で多数の納入実績があり、インダストリアルクリーンルームとバイオロジカルクリーンルーム、いずれの施工も可能。お客様のニーズや業界の基準に応じた最適なクリーンルームを提供いたします。

工業分野のクリーンルーム

工業分野で使用されるのがインダストリアルクリーンルーム(ICR)です。半導体製造、精密機器の組立、光学機器の製造などのシーンで、微細な粒子や汚染物質が品質に影響を与えることを防ぐ目的で導入されます。空気中に浮遊する微細な塵埃を対象とし、高い清浄度にも対応することが出来ます。

用途・機器の組立や製造環境
・検査や保管環境

・化学分析や特殊な実験環境 など
重視されること・空気中に浮遊する塵埃の排除
・抑制
・製品に悪影響を及ぼす有害物質(アウトガス)の排除・抑制 など
対象となる業界や分野半導体/電子・電気・精密機械/化学/自動車/航空・宇宙/紙・繊維/液晶・光学・印刷 など

バイオ分野のクリーンルーム

主に医薬品や食品、生物研究分野など、バイオ分野で使用されるのがバイオロジカルクリーンルーム(BCR)です。空気中に浮遊する塵埃だけではなく、浮遊微生物や付着菌なども対象にしています。無菌環境の維持が最優先され、細菌やウイルスなどの生物的汚染物質の管理が求められます。

用途・医薬品製造
・細胞培養センター
・感染症の検査や治療環境
・薬剤調製室 など
重視されること・微生物や細菌の発生制御

・無菌環境の維持
・壁、天井、床などでの耐薬品性や耐食性のある部材の使用
・GMPなどの指針に伴うバリデーション など
対象となる業界や分野医療・クリニック/医薬品/化粧品/医療機器 など

【バイオ分野関連設備】ハザードルームの設計・施工も可能です。

ハザードルームとは汚染物質が外部へ流出しないよう室内を陰圧に保ち、フィルターを通して排気を行う事で有害物質が外部に持ち出されることのないようにした部屋です。部屋の内部の物質が外部に漏れ出すことを防ぐという点で、通常のクリーンルームとはコンセプトが逆とも言えます。
生物的なものを対象にしたものはバイオハザードルーム、化学物質などを対象にしたものはケミカルハザードルームと呼ばれ、当社ではこれらのハザードルームの設計施工も承ります。


業種、工程別の参考清浄度(クリーン度)

クリーンルームには様々な規格があります。日本で一般的に使われているのはFederal Standardです。クラス1,000、10,000と呼ばれているもので、1立方フィート当りの0.5μmの粒子の数を基準としています。すでに旧規格となっているのですが、日本ではいまだにこの規格が一般的となっています。

クリーンルームによる課題解決事例

納入実績

国内

  • 株式会社 アサカ理研 いわき工場
  • 朝日インテックス株式会社
  • アルケア 株式会社
  • アルパイン 株式会社
  • 株式会社 池田理化
  • 出光興産 株式会社
  • NKKスイッチズ 株式会社
  • 株式会社 エンプラス
  • 株式会社 大林組
  • 株式会社 オキサイド
  • オムロン 株式会社
  • カイハラ産業 株式会社
  • 九州段ボール 株式会社
  • 共栄エンジニアリング株式会社
  • 京セラオプティック 株式会社
  • 株式会社 クボタ
  • コニカ・ミノルタテクノロジー 株式会社
  • サンアロマー 株式会社
  • ZACROS CO,ltd
  • 島津サイエンス東日本 株式会社
  • 新日本製鐵 株式会社
  • 株式会社 住田光学ガラス
  • 大日製紙 株式会社
  • デュポン 株式会社
  • 株式会社 東京ダイヤモンド工具製作所
  • 東洋インキ 株式会社
  • 株式会社 栃木ニコン
  • 株式会社 ニコン
  • 株式会社 ニコン
  • ニチバンプリント 株式会社
  • 日本国土開発 株式会社
  • 日本車両製造 株式会社
  • パナソニック 株式会社
  • 日立電線 株式会社
  • 株式会社 ブリヂストン
  • 古河電気工業 株式会社
  • マグネデザイン 株式会社
  • 松研薬品工業 株式会社
  • 三菱電機 株式会社
  • 雪印種苗 株式会社 他、多数

国内機関

  • 国立大学法人 東京大学(本郷/駒場キャンパス)
  • 大学共同利用機関法人
    自然科学研究機構 国立天文台
  • 国立天文台 水沢 VERA観測所
  • 岐阜県産業技術総合センター 他、多数

海外

  • ENDO Lightning CORP. (THILAND)
  • Institut Pasteur d’ Ho-Chi-Minh-Ville(VIETNAM)
  • Mahidol University Faculty of Tropical Medicine (THILAND) 他、多数

環境エンジニアリングの特長

POINT 01

技術的知識のある専属担当者
窓口となるため「スムーズ」。

不良率改善、効率化、コストの見直しなど、導入で解決したい課題はお客様ごとに異なります。課題・ご要望をヒアリングし、設計や製造現場に伝えるのが一般的な営業担当の役割ですが、当社の営業担当は設計や製造の知識も有しているため、ご相談やご質問に幅広く対応できます。技術的な知見を持つ担当者が直接お客様とやり取りすることでスムーズな進行とスピード感を評価いただいております。

POINT 02

設計も製造も内製化し密に連携
柔軟でスピーディな対応。

営業、設計、製造のフローをワンストップ化しております。営業担当と設計・製造担当者は日々、ベストな仕様と円滑な製造進行のために密にコミュニケーションを取ります。また、製造担当者が現地施工のためにお客様先に出向くこともあれば、営業担当が製造サポートをすることもあります。多能工が多い当社だからこそ実現できる、小回りの効く対応力や柔軟性を評価いただいております。

ご相談から納品までの流れ

クリーンブースの設置をお考えのお客様は、お問い合わせフォームよりご相談ください。
お問い合わせ後、納品までの一般的な流れをご案内いたします。

ヒアリング・調査

専属担当者がヒアリングを行い、ご要望を実現するための要件を整理します。必要に応じて現地調査も行います。

お見積り・ご提案

お見積り書と仕様書を提出します。カタログ品ではなく、ご要望に基づいたオリジナル仕様でご提案。

設計・製造

設計から製造まで自社工場で内製化しています。使用する機器の製造と組み立てを行います。

納入・施工

設計段階で設置場所の制約を確認し、設置環境に適した方法で、スムーズかつ安全に納品します。

お引き渡し・納品

性能を満たしているか、専用機器で検査します。運用方法を説明し、お引き渡し・納品します。

よくあるご質問

オーダーメイドだと、費用が高くなりますか?

「特注費・カスタマイズ費」が追加でかかることはございません。
当社は既成品販売は行っておらず、オリジナル設計・オーダーメイド製造です。そのため、そもそも「特注費、カスタマイズ費」というような名目で追加費用が発生することはございません。

既成品・オーダーメイドの双方のメリット/デメリットをふまえて、お求めになる条件等の視点で考える必要がございます。 費用の考え方についてはこちらのページよりご確認ください。

対応可能な業界を教えてください

業界問わずサポートさせていただきます。
工業分野のインダストリアルクリーンルーム、バイオ分野のバイオロジカルクリーンルームの両分野に対応しており、業界を限定せず、あらゆるご相談に対応しています。

業界ごとの情報はこちらよりご確認ください。

他メーカーのメンテナンスや改造は可能ですか?

他社製品や他社様の施工設備であっても、改修やメンテナンスのサポートをさせていただきます。
※当社製品ではない場合、仕様や状態によってはご期待に添えない場合もございます。

まずはお力になれる方法を考えさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

見積もり依頼には費用が発生しますか?

見積もりは無料で提示いたします。
条件などの情報が無いと、ご検討の材料にしていただける見積もりを提示できない場合がございます。

費用の考え方についてはこちらで解説しておりますので、ご相談前にぜひご一読ください。